TRUE WEST

2004.5.20.
松岡君と大野君の夢の初共演!と言う事で、喜び勇んで観に行く。。。

STORYは単なる「兄弟喧嘩」(笑)
しかもいい大人の兄弟喧嘩。

大野君演じるオースティンは妻子持ちの役でした(笑)
エリート一直線の作家、大きなチャンスを掴もうと頑張っている。
松岡君はアウトローなお兄さんリー
街を追われて砂漠で暮らしていた事もあると言う。

舞台はオースティンとリーの母親の家。
可愛らしい水色のタイルのキッチンには
カラフルな食材や生活雑貨が並び、
部屋や庭のいたるところに、大小様々な植木が置かれている、

母親から留守を預かり、家族と離れ、
一人実家でタイプライターに向かっているオースティン。
母親からの言いいつけで、
植木を枯らさないように一つ一つ丁寧に霧吹きをかける。

そこに砂漠帰りの兄リーがやってくる。
昼間からビールを飲み、
オースティンの仕事の邪魔をして悪態をつく。

自分だってシナリオくらい書けると大口を叩くリー
しかしタイプライターが打てない。
無理矢理オースティンに自分のストーリーを書かせるリー。

そのシナリオを勝手にオースティンのプロデューサーに渡してしまうリー。
オースティンの作品と引き換えに、
リーの作品が採用されてしまう。

立場は逆転、チャンスを失い自暴自棄になったオースティンは、
以前のリーの様に酒を飲みリーに絡む。

どんなに荒くれても所詮エリート下り、
「トースター一台盗む勇気も無いくせに」
リーに馬鹿にされるオースティンは、
元々のマメな性格も手伝い、
毎日のように近所から、トースターばかりを何台も盗んでくる。

キッチンに20台近くのトースターを並べ、
ご満悦なオースティン。
全部にパンをセット、一斉に焼きあがる(笑)
ここは音で合わせるのかと思っていたら
ちゃんと一斉にパンが飛び出てきてビックリしまいした(笑)

一方リーも、以前のオースティンの様に
真面目に、慣れない手付きでタイプライターに向う。
が、どうしても上手くいかず、
気の短いリーはタイプライターに八つ当たり、
ゴルフクラブで叩き壊す。
勢いで部屋の植木も家具も全部壊し出す。
リーとオースティンは収集つかない位の大喧嘩に。
案の定体の大きいリーが優勢。

そこに旅行の日程が変わったと
予定より早く母親が帰ってくる。
リーが驚いている隙に、オースティンはロープでリーの首を締める。
母親に死んでしまうから離したらと言われるが、
「離したら俺が殺される」と更に力いっぱい首を締める。
母親が去った後、ぐったりしているリー。
殺してしまったのかと、手を緩めるオースティン。
リーは突然立ち上がり、またオースティンに襲い掛かる。

end





小声で感想(^^ゞ

う〜ん、やっぱり翻訳劇のほぼ2人芝居。
正直理解に苦しみました(汗)
なんかすっきりしない、特に前半、単なる好みの問題ですみません。
暴力的なシーンの必要性は分かるんだけど
パンを踏ませるのは止めてくださいよアリさん(^^;)

手塚さんの妙な存在感は凄く良かったけど、
こう言う話なら、いっそのこと
2人芝居で、共演者の登場シーンも芝居の技で見せるような
演出の方が良かったなーと、
原作を知らないオバカの戯言ですが。。。

センゴクが良すぎたせいもあるのか、
主演2人の役者が勿体無い。。。と思ってしまいました。
でもやってる大野君と松岡君は本当に大変そうでした。
汗だくになってカーテンコール。

挨拶はなかったのですが、
一緒にやろうと打ち合わせしてたのか
最後に松岡君に向かって大野君が頭を下げたら、
松岡君は無視して帰ってしまった(笑)
すっかりお兄ちゃんに遊ばれてる大野君でした(笑)
松岡君は終始大野君を気遣ってて、
やっぱり優しいお兄さん☆




  
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